
竹で作った針です。
何を縫うためのものでしょう?(^_^)/
答えは、網です。漁網です。
小さなものは、網目の細かいものを、大きなものは、網目の大きな網を縫うための針です。
網を縫う???と思われるかもしれませんが、網も縫うのですよ。
網の端と端を突き合わせて、まつるように縫っていき、形を作っていったり、破れたところを繕ったりします。その時に使うのがこの竹針です。
『越中式大敷定置網』発祥の地であるこの辺りは、夏はマグロ、冬はブリの漁をする、大きな漁網を扱うので、糸になるロープは、必要な分この竹針に巻きつけてから、縫い始めます。そうすると、網目に針をくぐらすときに糸が邪魔にならないので(^_^)/早く仕事ができるそうです。先人の知恵ですね。
最近は、プラスチックで作られたものが多いそうですが、竹針のほうが滑らず扱いやすいそうです。
昔は、山から竹を切り出しで自分で作ったそうですが…。
今ではこの針を作るのはこの辺りでは漁師を引退した父だけのようです。
会社では、漁網は縫っておりません(*^_^*)
お間違いなく。
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